2018-01-26 第196回国会 参議院 本会議 第3号
中国は、昨年の共産党大会で習近平総書記の権威が確立、国内の勢力構図が固まり、それを受けてか中国の対日本への対応に変化の兆しが見えてきたように思われます。昨年十一月の日中首脳会談でも、日中国交正常化四十五周年、日中平和友好条約締結四十周年への対応、また、北朝鮮問題への連携が話し合われ、さらに、一帯一路を含め経済協力の強化も話題に上がったとされています。
中国は、昨年の共産党大会で習近平総書記の権威が確立、国内の勢力構図が固まり、それを受けてか中国の対日本への対応に変化の兆しが見えてきたように思われます。昨年十一月の日中首脳会談でも、日中国交正常化四十五周年、日中平和友好条約締結四十周年への対応、また、北朝鮮問題への連携が話し合われ、さらに、一帯一路を含め経済協力の強化も話題に上がったとされています。
しかし同時に、アジアが一体化してアメリカが政治的なリーダーシップを持ち得ない、そういう勢力構図ができるということはまずい、あるいは中国と日本との間の接近が起こらないようにということが重要である、そういった考え方は確かにあります。 しかし、同時にまた、朝鮮半島をめぐって日中がどうなるか、あるいは国力を回復するロシアがどういうふうに出てくるのか。